Rise of the Isle of the Lost - ディセンダント2の前日譚

先日「Rise of the Isle of the Lost」という英語の小説を購入し、無事読破したので、せっかくだから読書感想文書いてみますね。この本はディズニーチャンネルオリジナルムービーの「ディセンダント2」の前日譚のような内容で、やっぱり映画との関わりがすごくありそうな予感!(まだ映画を観てないから予感としか言えないんだけど)

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この本ではマルやイヴィなどお馴染みメンツ、ベンやロニーのお偉いさんメンツ、そして今回初登場のアースラの娘ウーマをはじめとするロスト島の海賊メンツの3チームのお話が同時進行で進みます。マルたちは前作「Return to the Isle of the Lost」という小説で登場したヴィランズの武器を破壊するという任務、ベンたちは「アラジン」の世界であるアグラバーと「ムーラン」の世界である北魏との間に起きたいざこざを解決する任務に出ます(実はそのいざこざっていうのは大したことないんだけどね)。そんな中、アリエルの姪のアラベラが、彼女のおじいちゃんことトリトン王の持つ槍を紛失してしまいます。しかもその槍の場所はロスト島のすぐそば!ウーマたちはトリトン王の槍を使えばロスト島を脱出できると考え槍を探し始めます。そんなことはさせない!とマルたちはウーマの企みを阻止しに向かうのです...。

さて、今回の小説で重要なポイントは、裏表紙にBased on Descendants 2と書かれていること。つまりディセンダント2の脚本を見ながらこの本が書かれているわけで、映画との繋がりが無いわけがない!確かに映画で重要な役割を果たすであろうウーマ、ハリー、ギルの海賊3人組。この小説ではその3人がどうやって共に行動するようになったのか、そしてマルとウーマの間にある深い対立のわけも詳しく描かれてるから、きっとストーリーを理解しやすくなるんじゃないかな。

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そして映画ではおそらく語られない、ディセンダント世界をより深く知ることができる描写も多数あるのが魅力。例えば映画「ファンタジア」に登場するイェン・シッドもディセンダント世界に存在しており、ロスト島で先生をやっていたり、R.O.A.R.と呼ばれるスポーツが存在していたり(パルクールとフェンシングが混ざったスポーツだって。意味わかんないね)。ちなみにイェン・シッドがロスト島にいるのは別に悪人だからとかではなく、ロスト島の子供にもきちんとした教育を受けさせたいから自主的にロスト島にいるんだってさ。そしてインターン生が"魔法使いの弟子"としてイェン・シッドと一緒に過ごしてたりとか、もうディセンダント世界は発想の勝利みたいな設定がたくさんあって最高。

ということでディセンダントの映画を観た人ならとっても想像、理解しやすい作品なので、英語が分かる人、分かるようになりたい人は是非読んでみてね!

Rise of the Isle of the Lost: A Descendants Novel (The Descendants)

Rise of the Isle of the Lost: A Descendants Novel (The Descendants)