インビジブル・シスター 感想

ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー(DCOM)、インビジブル・シスターの感想記事。なかなか質の高い面白い映画だと思いましたよ。うん。 

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映画の主演を務めたのは、「ガール・ミーツ・ワールド」などで大活躍中の女優、ローワン・ブランチャード(Rowan Blanchard)。今回が初のDCOMへの出演ですね。そしてローワン演じるクレオのお姉ちゃんを演じたのは日本で放送する気が全く持って感じられないディズニーXDのドラマ「Mighty Med」に出演するパリ・ベレルク(Paris Berelc)。二人とも可愛い。好き。

 

今回の映画の舞台となっている場所はニューオーリンズという街。自分としてはカリフォルニアのディズニーランドにニューオーリンズ・スクエアっていうエリアがあって、それが印象的。東京ディズニーランドでもアドベンチャーランドのカリブの海賊の周りはニューオーリンズを基にしてるとかなんとか。あと「プリンセスと魔法のキス」っていうディズニー映画はニューオーリンズが舞台だよ。いやー良い街だよニューオーリンズは。行ったことないけど。

 

 そして何気にびっくりしたのは、エンドソングがBea Millerだった事。素敵な曲だよ。映画のオリジナルソングでは無いようで、ちょっと残念。

 

 さて、ここからは映画の中身について話していきますよ。もちろんネタバレだらけなので、まだ映画を観てない人は中身読まないでね。って言っても読む人がいるんだけど、自分は忠告したからね!あなたが損するだけだからね! 

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 まず思ったのはキャラクターの面白さ。主役にローワンを起用するという事は、ガール・ミーツ・ワールドのライリーのような優しく明るい子が主人公なのかと思ったら、実際は正反対で、姉に劣等感を感じてて友達が少なそうな化学マニア。そのクレオの数少ない友達で、同じく科学に強いジョージを演じるのは、「ジェシー!」のラビ役でおなじみカラン・ブラァ。もうこの役は彼が適役過ぎる。そして透明になっちゃうお姉ちゃんのモリーは、社交的でラクロスのチームのキャプテンを務めるなど、まさにみんなの憧れ。それでも勉強はどうもできなくって妹に劣等感を感じてるっていう持っていき方が上手。そして他のキャラクターのニッキー、クーグ、カーターはみんなちょっと抜けてる感じだよね。そして重要なのは、嫌なキャラクターがいないという事。もうみんないい人。

 

 ストーリーの展開もかなりうまくできてると思う。起承転結がしっかりしてるのが見て取れるというか。

起:クレオの実験が失敗し、蛾が透明に!さらにお姉ちゃんがそれを飲んじゃった!

承:お姉ちゃんが透明になっちゃったから、代わりに学校生活をしなきゃ!

転:お姉ちゃんを元にもどさなきゃ!タイムリミットは後少し!

結:無事に元に戻ったよ!やったね!

まあ、基本どの映画も起承転結は上手く作ってるけどね。それでも承がやけに長いとかそういう事は無くって良かったですね。さらにラクロスで敵が吹っ飛ぶシーンとかは笑えたし、墓地のシーンはしんみりしたし、そういう感情を刺激するシーンがあってよかったよね。

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まあ他の映画に比べれば突っ込みどころも少ないんだけど、少なからずあるという事で気になった点を書いていこうかな。とりあえず透明になる事関係で突っ込みいれていくとキリ無いので、そういうもんなんだで終わらせましょう。たとえば何で24時間ぴったりで完全に透明になるんだとか、蛾を飲んだだけで全身が透明になるとか意味わかんないとか。それはそういうものなの!映画のレビュー書くとき、毎回この言葉使ってる気がする。

 

 でもそこを抜くと、割と突っ込みどころ少ないかも。にしても、男子トイレ汚すぎない!?女子の皆さんはおそらく男子トイレに入った事なんて無いだろうから分かんないだろうけど、あんなに汚くないからね!場所によって全然違うけど、男子トイレがあそこまで汚いっていうのは偏見だから!まあアメリカの学校のトイレに入ったことないから分かんないけど、あそこまでは無いだろう!繰り返す!場所によって大分変るが男子トイレはあそこまで汚くない!ただ臭いのは事実だ!でも女子トイレも中々に臭いでしょ入ったことないから分かんないけど!

 

なんか映画のレビューとかけ離れた方向に進んじゃってごめんなさいね。ただ、あれは一介の男子として気になったんだ。とにかくこのインビジブル・シスターという映画は、お姉ちゃんが透明になっちゃうっていうトンデモテーマながら、人間ドラマメインになっていて、笑いあり涙ありのかなりいい映画だと思いますよ。もちろんすべてを知っているわけでは無いがPaul Hoen監督作品の中では最高傑作に入るんじゃないですかね。観終わった後にほっこりできる素敵な作品でした。