『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの年表 -最新版-

最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』も公開され、ますます世界観が複雑になってきたパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ。映画の中で回想シーンとかも登場するけど、それらを全て物語の時系列にまとめたらどうなるのか?と思ったので、パイレーツオブカリビアンシリーズの年表を作ってみました。一応西暦で書くけど分かりにくいので、一作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の中で起きるバルボッサによるポートロイヤル襲撃を基準として、その何年前、何年後も横に書きますね。まあ分かりやすい!

1693年(ポートロイヤル襲撃の40年前)

ジャック・スパロウがエドワード・ティーグの元に生まれる

1712年(ポートロイヤル襲撃の21年前)

スペイン海軍のサラザール船長に追われていた船に乗り込んでいたジャック・スパロウが機転を利かせて魔の三角海域を回避するが、中に突入したサラザールらが爆発で死に、死神として過ごすことになる。

1720年(ポートロイヤル襲撃の13年前)

東インド貿易会社の乗組員として雇われていたジャック・スパロウが、その時運んでいた荷物が奴隷であることに気づき、奴隷を全て解放する。それに怒ったベケット卿はジャックの船を沈め、腕に海賊の烙印を押す。ジャックはデイヴィ・ジョーンズに、船を海の底から引き上げて13年間船長を出来るように頼み契約を結ぶ。こうしてジャックはその船を「ブラック・パール」と名付け、名実共に海賊暮らしを始める。

1723年(ポートロイヤル襲撃の10年前)

船の一級航海士であったヘクター・バルボッサがジャック・スパロウに反乱を起こし、ジャックを島に置き去りにする。その後バルボッサは呪われたアステカ金貨を発見し使ったため呪いにかかる。呪いに気づいた後使った金貨を全て回収しようとしたが、最後の一枚の金貨の居場所を知る「靴ひものビル」を海に沈めてしまったため、呪いを解くことができなくなる。

1725年(ポートロイヤル襲撃の8年前)

エリザベス・スワンらが乗る船が海賊船に襲われた船を発見し、ウィル・ターナー少年の生存を確認する。エリザベスはウィルの持つ金貨が海賊のものだと思い、周りにバレないように密かに保管する。なおこの時ギブスは英国海軍に仕えていたが、その後再び海賊業へと戻る。

1733年(ポートロイヤル襲撃の0年前)

ジャック・スパロウがポートロイヤルを訪れる。その頃、ジェームズ・ノリントンの進級祝いに出席したエリザベスがアステカ金貨を胸につけたまま海に落下したため、金貨の存在場所がバルボッサに知られるようになる。

1733年(ポートロイヤル襲撃の0年後)

バルボッサが金貨を求めてポートロイヤルを襲撃する。バルボッサにさらわれたエリザベスを追うため、ウィルはジャック・スパロウに助けを求める。

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「死の島」でバルボッサと対面したジャックはアステカ金貨の呪いを解き、バルボッサを殺すことに成功する。その後ジャックはブラック・パールでカリブ海を巡りるが、デイヴィ・ジョーンズとの契約が期限切れになることを知り、ジョーンズの心臓がある「デッドマンズ・チェスト」を探し始める。

1734年(ポートロイヤル襲撃の1年後)

ウィルとエリザベスの結婚式がベケット卿によって邪魔され、二人はジャック・スパロウを探し始める。その時ジャックはデイヴィ・ジョーンズから逃げるため原住民族の住む島におり、食べられそうになったところ逃げ通す。しかしその後すぐにジョーンズに見つかってしまうがウィルを人質にすることで再び逃げ通す。そして無事「デッドマンズ・チェスト」を見つけ、ウィルがジョーンズから奪った鍵を使い、心臓を取り出す。

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しかしその心臓はノリントンが回収し、ベケット卿の元へ届ける。そしてジャックはクラーケンによって、「デイヴィ・ジョーンズの海の墓場」へと連れて行かれる。

残されたウィル、エリザベスたちはジャックを救うため、ティア・ダルマによって生き返ったバルボッサと共にシンガポールで海図を探す。その海図を使って無事に死者の世界へたどり着き、ブラック・パールをひっくり返す事で緑色の閃光と共に元の世界へと戻る。彼らは海賊評議会を開くことに決め、デイヴィ・ジョーンズ、そしてベケット卿と戦うことに決める。

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戦いの結果、海賊側が勝利したもののウィルがジョーンズによって殺され、心臓を突き刺したことによりかろうじて生き延びる。そうしてウィルは「フライング・ダッチマン」の船長となり、10年に1度しか陸に上がれなくなる。一方ジャックは再びバルボッサにブラック・パールを奪われるが、海図は肌身離さず持ち続ける。

1735年(ポートロイヤル襲撃の2年後)

ウィルとエリザベスの息子、ヘンリー・ターナーが誕生する。

1744年(ポートロイヤル襲撃の11年後)

ウィルがエリザベスとヘンリーの元へ戻る。この時ヘンリーは、父親の呪いを解くことを決意する。

1746年(ポートロイヤル襲撃の13年後)

「フライング・ダッチマン」の居場所を見つけたヘンリーは、体を沈めることで父親に会おうとする。この時点にウィルの顔には2年前には無かったフジツボが付いていた。

1750年(ポートロイヤル襲撃の17年後)

イギリスにいたジャックはかつての恋人アンジェリカ、そしてその父親の黒ひげと共に「生命の泉」の探索に出る。

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一方、イギリス王室に仕えるようになっていたバルボッサは海図を持っていたギブスと共に、同じく「生命の泉」を探す。しかしその真の目的はかつてブラック・パールと片足を奪った黒ひげに復讐することだった。泉のほとりでバルボッサの復讐は成功し、さらにジャックが命を奪う方のカップを渡したことで黒ひげが命を落とす。しかし黒ひげが命を落としたことで、ボトルシップにされたブラック・パールを元に戻す方法をジャックは知る事ができなかった。

1755年(ポートロイヤル襲撃の22年後)

ヘンリー・ターナー、カリーナ・スミスがジャックと出会い、「ポセイドンの槍」を得るために行動を共にする事になる。

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しかしサラザールがジャックへの復讐を果たそうと躍起になり、バルボッサはそれに協力せざるを得なくなる。ポセイドンの槍の場所にガリレオの日記を使ってたどり着くと、ヘンリーとカリーナが槍を破壊した事で海の全ての呪いが解ける(どちらかと言うと呪いがかかる前の状態に戻る)。これによってサラザール、ウィル・ターナー、そしておそらく猿のジャックが普通の人(猿)に戻る。ウィルとエリザベスは再び共に過ごすようになるが、彼らが寝る中ある影が忍び寄る。

 

 いやー、こう見るとパイレーツシリーズもとっても長い歴史になったね。長い歴史があるので既に実は時系列だったりに矛盾点だったり出てるんだけど、一応この流れが「正史」と呼べる部分じゃないかなと思う。でもまさかワールドエンドと生命の泉が15年も空いてるとはね...。めっちゃビックリ。

マーベルとスター・ウォーズの最強タッグなキャラ「ドクター・アフラ」

スター・ウォーズといえばやっぱり映画ですが、映画だけがスター・ウォーズでは無いのです。アニメ、小説、コミック、アトラクションと様々なものでスター・ウォーズ世界は構成されてるんだけど、今回はその中からコミックに着目しますね。現在スター・ウォーズのコミックは主にあの有名なマーベル・コミックが製作しています。マーベルといえばアイアンマンやキャプテン・アメリカ、スパイダーマンなど魅力溢れるキャラクターが多数いるところ。そんなマーベルが今回スター・ウォーズ世界に新たな魅力あるキャラを生み出したのです。その名も、ドクター・アフラ!

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帝国軍と反乱軍が戦いを繰り広げる銀河内戦の最中、アフラは考古学者、ルーカスフィルム的に言うとスター・ウォーズ世界のインディー・ジョーンズとして活躍します。スター・ウォーズ世界にももちろん古くからある貴重な宝はたくさんあるのです。例えばエピソードIVに出てくる衛星ヤヴィン4だったりローグワンに出てくる惑星ジェダなんてところは歴史のある星なので、お宝もたくさん!しかしアフラはただの考古学者よりも、どちらかと言うと「ならず者」。目的のためには手段を選ばず、人を殺す事だって厭いません。まあスター・ウォーズでは常に戦争中っていうのもあって、命の重さは比較的軽い世界ではあるけれども。そんなアフラは、武器の扱いやドロイドの知識を買われて、あの暗黒卿ダース・ヴェイダーの相棒となります。

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ヴェイダーの相棒となったアフラに課せられた任務は、デス・スターを破壊した反乱軍のパイロット、すなわちルーク・スカイウォーカーの正体を探る事。タトゥイーン、ナブーと様々な場所を回る事で、このルークという少年の素顔を次々とヴェイダーが知ることになり、それがエピソードVの「I am your father」という伝説のセリフに繋がるとなると鳥肌もの!

しかしだからといってアフラは帝国軍のために動いているわけではなく、あくまでヴェイダーが恐ろしいからヴェイダーのために動いているだけ。なので反乱軍のお馴染みのキャラクターであるルーク・スカイウォーカーやレイア・オーガナ、ハン・ソロとだって共に戦ったりするのです。しかもヴェイダーとのタッグが解消してからはルークと共に行動するぐらいには仲がよくなってる愛されキャラ。シスとジェダイの両サイドから好かれているキャラクターは本当にアフラだけだと思う。

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 そんな愛されキャラのドクター・アフラが見られるのは今の所マーベルだけ!映像作品にはしばらく出ないかなぁ。エピソードVIIIの時代には歳を取りすぎてるし、アニメ向きな優しい感じのキャラでは無いからねぇ。是非可愛いけどアクも強い最強キャラを見てみてね!

スター・ウォーズ:ダース・ベイダー (MARVEL)

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「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」とカリーナのスピンオフ小説の話

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」、ついに観ましたよ!あと、この映画でヒロインとして活躍したカリーナ・スミスについて取り上げられたスピンオフ小説「カリーナ・スミスの冒険」(原題:The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth)も読んだので、それらの感想を書こうかなと。映画に登場する超重要な情報については書かないようにはしてるけど、気になる人はぜひ映画を観てね!

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 カリーナ・スミスの冒険 (ディズニーストーリーブック)

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 カリーナ・スミスの冒険 (ディズニーストーリーブック)

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Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales: The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth

Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales: The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth

 

まずは本の内容から。これはカリーナの視点で彼女に起こった出来事が綴られていくという内容で、前半部分は映画の出来事の前の、生まれてすぐの様子から子供の頃の様子。そして後半部分は映画の出来事を全てカリーナ目線で追っていくというもの。なので映画のネタバレ全開なんだけれども、アメリカでの本の発売日は映画公開より1ヶ月早かったらしい。えぇ...。日本では映画公開日と同日発売だったけどね。

簡単に言うと、この小説は映画の中で少しづつ少しづつ語られたカリーナという人物像について、それらを全て線で繋げた感じの本。映画の最初のシーンで星の研究をするが「魔女」だと言われていることがわかり、父親からもらった本を持つことがわかり、実は孤児であることがわかり、といった細切れの情報がありながら映画のラストで一番重要な秘密が分かるんだけれども、それの「なぜ?」は明かされないまま。そりゃあ2時間の映画で全てを明かすことはできないからね。そんな「なぜ?」が解き明かされるのがこの本。なぜ星に興味を持ったのか。なぜ魔女と呼ばれていたのかなどなど。なので絶対に映画を観てから読むべき本なのですこれは。

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分かりにくい例えかもしれないけど、パイレーツ・オブ・カリビアンって最近すごくスター・ウォーズっぽくなってきたよね。パイレーツの1から3作目までは話が全て繋がってたのに、4作目・5作目になったら前作から数年の間が空いてて、その間に以前からの登場人物たちに大きな変化があったり、新しい登場人物が出てくるけどきちんと説明はされず、観客は何が起こったのか分からないまま話が進んでいった気がする。そして本当に何が起きたのかは小説を読むなどして調べなきゃいけない...みたいな。だから観客は観てる間に想像力を使うしかなくて、それはそれで楽しいんだけど不親切と言えば不親切よね。それがスター・ウォーズっぽい気がする。

今作の「最後の海賊」でかなり多くの登場人物が出てきたけど、それを2時間に詰め込んだので全然活かしきれてない気がする。ヘンリーもサラザールも短い回想シーンしか無かったから経歴がイマイチ分からないまま終わってしまったような気が。だから深くは語られないけど要所要所で経歴が垣間見えるデイヴィ・ジョーンズが一番素敵だと思うんですよね。だからやっぱワールド・エンドがなんですよ、ワールド・エンドが好きすぎてその壁を超えてくれませんでした最後の海賊さん。なんか惜しかったなぁ...

ちょっと流れ的に映画に関する愚痴言ってもいいですか?「最後の海賊」のアメリカ版タイトルって「Dead Men Tell No Tales」で、直訳すると「死人に口なし」なんだけど、これって大元のアトラクション「カリブの海賊」で聞こえる不気味なセリフから取られてるのですよ。だから何故このアトラクション版の音声を映画に組み込まない!?アトラクション好きにもちょっぴり目配せしてくださいよ!ワールド・エンドではアトラクションの音声そのまま使ったんだからそのノリでさぁ!やっぱワールド・エンドがなんですよねぇ(2回目)

とまぁ、ディズニーパークオタクの戯れ言は置いておいて、今回の新メンバーことヘンリーとカリーナは凄く素敵なキャラなのでもし続編作るなら、続投してほしいな!今作も中々ヒットしたから続編作れるかな...微妙かな...ここまで来たなら超大きなフランチャイズにしてほしい!(本音を言うと、このシリーズがあの終わり方で終わって欲しくないからなんとか続編を作ってもっときっちりと終わりを迎えてほしい)