マーベルとスター・ウォーズの最強タッグなキャラ「ドクター・アフラ」

スター・ウォーズといえばやっぱり映画ですが、映画だけがスター・ウォーズでは無いのです。アニメ、小説、コミック、アトラクションと様々なものでスター・ウォーズ世界は構成されてるんだけど、今回はその中からコミックに着目しますね。現在スター・ウォーズのコミックは主にあの有名なマーベル・コミックが製作しています。マーベルといえばアイアンマンやキャプテン・アメリカ、スパイダーマンなど魅力溢れるキャラクターが多数いるところ。そんなマーベルが今回スター・ウォーズ世界に新たな魅力あるキャラを生み出したのです。その名も、ドクター・アフラ!

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帝国軍と反乱軍が戦いを繰り広げる銀河内戦の最中、アフラは考古学者、ルーカスフィルム的に言うとスター・ウォーズ世界のインディー・ジョーンズとして活躍します。スター・ウォーズ世界にももちろん古くからある貴重な宝はたくさんあるのです。例えばエピソードIVに出てくる衛星ヤヴィン4だったりローグワンに出てくる惑星ジェダなんてところは歴史のある星なので、お宝もたくさん!しかしアフラはただの考古学者よりも、どちらかと言うと「ならず者」。目的のためには手段を選ばず、人を殺す事だって厭いません。まあスター・ウォーズでは常に戦争中っていうのもあって、命の重さは比較的軽い世界ではあるけれども。そんなアフラは、武器の扱いやドロイドの知識を買われて、あの暗黒卿ダース・ヴェイダーの相棒となります。

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ヴェイダーの相棒となったアフラに課せられた任務は、デス・スターを破壊した反乱軍のパイロット、すなわちルーク・スカイウォーカーの正体を探る事。タトゥイーン、ナブーと様々な場所を回る事で、このルークという少年の素顔を次々とヴェイダーが知ることになり、それがエピソードVの「I am your father」という伝説のセリフに繋がるとなると鳥肌もの!

しかしだからといってアフラは帝国軍のために動いているわけではなく、あくまでヴェイダーが恐ろしいからヴェイダーのために動いているだけ。なので反乱軍のお馴染みのキャラクターであるルーク・スカイウォーカーやレイア・オーガナ、ハン・ソロとだって共に戦ったりするのです。しかもヴェイダーとのタッグが解消してからはルークと共に行動するぐらいには仲がよくなってる愛されキャラ。シスとジェダイの両サイドから好かれているキャラクターは本当にアフラだけだと思う。

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 そんな愛されキャラのドクター・アフラが見られるのは今の所マーベルだけ!映像作品にはしばらく出ないかなぁ。エピソードVIIIの時代には歳を取りすぎてるし、アニメ向きな優しい感じのキャラでは無いからねぇ。是非可愛いけどアクも強い最強キャラを見てみてね!

スター・ウォーズ:ダース・ベイダー (MARVEL)

スター・ウォーズ:ダース・ベイダー (MARVEL)

  • 作者: キーロン・ギレン,サルバドール・ラロッカ,秋友克也
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「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」とカリーナのスピンオフ小説の話

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」、ついに観ましたよ!あと、この映画でヒロインとして活躍したカリーナ・スミスについて取り上げられたスピンオフ小説「カリーナ・スミスの冒険」(原題:The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth)も読んだので、それらの感想を書こうかなと。映画に登場する超重要な情報については書かないようにはしてるけど、気になる人はぜひ映画を観てね!

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 カリーナ・スミスの冒険 (ディズニーストーリーブック)

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 カリーナ・スミスの冒険 (ディズニーストーリーブック)

  • 作者: メレディス・ルースー,ヨアヒム・ローニング,エスペン・サンドベリ,上杉隼人,広瀬恭子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/07/04
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Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales: The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth

Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales: The Brightest Star in the North: The Adventures of Carina Smyth

 

まずは本の内容から。これはカリーナの視点で彼女に起こった出来事が綴られていくという内容で、前半部分は映画の出来事の前の、生まれてすぐの様子から子供の頃の様子。そして後半部分は映画の出来事を全てカリーナ目線で追っていくというもの。なので映画のネタバレ全開なんだけれども、アメリカでの本の発売日は映画公開より1ヶ月早かったらしい。えぇ...。日本では映画公開日と同日発売だったけどね。

簡単に言うと、この小説は映画の中で少しづつ少しづつ語られたカリーナという人物像について、それらを全て線で繋げた感じの本。映画の最初のシーンで星の研究をするが「魔女」だと言われていることがわかり、父親からもらった本を持つことがわかり、実は孤児であることがわかり、といった細切れの情報がありながら映画のラストで一番重要な秘密が分かるんだけれども、それの「なぜ?」は明かされないまま。そりゃあ2時間の映画で全てを明かすことはできないからね。そんな「なぜ?」が解き明かされるのがこの本。なぜ星に興味を持ったのか。なぜ魔女と呼ばれていたのかなどなど。なので絶対に映画を観てから読むべき本なのですこれは。

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分かりにくい例えかもしれないけど、パイレーツ・オブ・カリビアンって最近すごくスター・ウォーズっぽくなってきたよね。パイレーツの1から3作目までは話が全て繋がってたのに、4作目・5作目になったら前作から数年の間が空いてて、その間に以前からの登場人物たちに大きな変化があったり、新しい登場人物が出てくるけどきちんと説明はされず、観客は何が起こったのか分からないまま話が進んでいった気がする。そして本当に何が起きたのかは小説を読むなどして調べなきゃいけない...みたいな。だから観客は観てる間に想像力を使うしかなくて、それはそれで楽しいんだけど不親切と言えば不親切よね。それがスター・ウォーズっぽい気がする。

今作の「最後の海賊」でかなり多くの登場人物が出てきたけど、それを2時間に詰め込んだので全然活かしきれてない気がする。ヘンリーもサラザールも短い回想シーンしか無かったから経歴がイマイチ分からないまま終わってしまったような気が。だから深くは語られないけど要所要所で経歴が垣間見えるデイヴィ・ジョーンズが一番素敵だと思うんですよね。だからやっぱワールド・エンドがなんですよ、ワールド・エンドが好きすぎてその壁を超えてくれませんでした最後の海賊さん。なんか惜しかったなぁ...

ちょっと流れ的に映画に関する愚痴言ってもいいですか?「最後の海賊」のアメリカ版タイトルって「Dead Men Tell No Tales」で、直訳すると「死人に口なし」なんだけど、これって大元のアトラクション「カリブの海賊」で聞こえる不気味なセリフから取られてるのですよ。だから何故このアトラクション版の音声を映画に組み込まない!?アトラクション好きにもちょっぴり目配せしてくださいよ!ワールド・エンドではアトラクションの音声そのまま使ったんだからそのノリでさぁ!やっぱワールド・エンドがなんですよねぇ(2回目)

とまぁ、ディズニーパークオタクの戯れ言は置いておいて、今回の新メンバーことヘンリーとカリーナは凄く素敵なキャラなのでもし続編作るなら、続投してほしいな!今作も中々ヒットしたから続編作れるかな...微妙かな...ここまで来たなら超大きなフランチャイズにしてほしい!(本音を言うと、このシリーズがあの終わり方で終わって欲しくないからなんとか続編を作ってもっときっちりと終わりを迎えてほしい)

ファンタズミック!のアナウンス比較

ファンタズミック!っていいよねという記事はもう既に書いてたんだけど、まだまだファンタズミック!について語りたいのです!アメリカのディズニーランドとディズニー・ハリウッド・スタジオ、そして 東京ディズニーシーで公演されているファンタズミック!は、どれも公演前に世界観を説明するアナウンスがあるんだけど、それが日本版とアメリカ版とでアナウンスの内容が違うのね。ということで今回は一体どのように違うのかを比較していきます

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まずは東京ディズニーシー版のアナウンス

メディテレーニアンハーバーにお越しのみなさまにお知らせいたします
まもなくファンタズミック!が始まります

魔法使いの弟子となったミッキーが壮大なイマジネーションで繰り広げる
マジックとファンタジーの華麗な世界

ドコモがお送りするファンタズミック!、間もなく始まります
どうぞお楽しみください

なお、ご鑑賞される場所によっては水がかかる場合がありますので、ご注意ください

Ladies and gentlemen, boys and girls.
Fantasmic! presented by NTT DoCoMo will begin in just a few minutes.
Tonight, Mickey Mouse uses his vivid imagination to create magical imagery for all to enjoy.
Nothing is more wonderful than the imagination.
It can be a beautiful fantasy or an exciting adventure.
But beware. The imagination can also expand your greatest fears into a nightmare.
Now, get ready for Fantasmic! a journey beyond your wildest imagination beginning in just a few minutes.
Please note that in some viewing areas you may get wet.
Thank you for your understanding.

英語部分のざっくり和訳はこんな感じ

皆さま、NTTドコモがお贈りするファンタズミック!は、間もなく始まります 

今宵、ミッキーマウスは彼の鮮やかなイマジネーションで私達を楽しませる素晴らしい魔法を作り上げます

イマジネーションより素晴らしいものはありません、美しい夢の世界やワクワクする冒険となるのです

でも気をつけて、イマジネーションはあなたの最も大きな恐怖を悪夢へと変えるかもしれません

さあファンタズミック! 想像を超える冒険へのご準備を

間もなく始まります

ご鑑賞される場所によっては濡れることもございます ご理解に感謝します

英語アナウンスをしている時に流れているBGMがBut bewareって言った時に音楽の雰囲気がガラッと変わるのが好きすぎる。どうでもいいけど日本語だとドコモって言ってて英語だとNTT DoCoMoって正式名称なんだね。どうしてなんだろう?

続いてアメリカ版のアナウンス。

Welcome to Fantasmic! Tonight, your friend and host Mickey Mouse uses his vivid imagination to create magical imagery for all to enjoy. Nothing is more wonderful than the imagination. For, in a moment, you can experience a beautiful fantasy. Or, an exciting adventure! But beware — nothing is more powerful than the imagination. For it can also expand your greatest fears into an over whelming nightmare. Are the powers of Mickey’s incredible imagination strong enough, and bright enough, to withstand the evil forces that invade Mickey’s dreams? You are about to find out. For we now invite you to join Mickey, and experience Fantasmic — a journey beyond your wildest imagination. 

 またまたざっくり和訳

 ファンタズミック!へようこそ

今宵、親愛なるホストであるミッキーマウスは彼の鮮やかなイマジネーションで私達を楽しませる素晴らしい魔法を作り上げます

イマジネーションより素晴らしいものはありません、一瞬にして美しい夢の世界やワクワクする冒険を体験できるのです

でも気をつけて、イマジネーションより強いものはありません

イマジネーションはあなたの最も大きな恐怖を圧倒させる悪夢へと変えるかもしれません

ミッキーの信じられないようなイマジネーションの力は、彼の夢を侵略する悪の力に立ち向かえる強いのか?輝いているのか?それはすぐに分かるでしょう

さあ、これよりあなたを招待します。ミッキーと共に、ファンタズミック! 想像を超える冒険へ

 こうみると東京ディズニーシー版のほうが大分短くなってるよね。特に一文丸々削られているのが、アメリカ版にはあった「ミッキーの力は夢を侵略する力に勝てるのか」という点。がしかし!東京版にはショーの最中にアメリカ版には無いとても重要なセリフが新たに組み込まれていて、それがあるからこのアナウンスの一文が無くなったのかなーという仮設を立ててみました。そのセリフとは

さて、魔法の鏡よ。この世で最高の魔法使いは誰?

真実の魔法は鏡に映る己の中にある。さあもっと近くで見るが良い、さあもっと近くで... 

 ミッキーが魔法の鏡に話しかけるシーン、でも一体これはどういう流れで出てきたのだろうか?魔法の鏡といえば「白雪姫」に登場する悪い女王の持ち物で、どちらかというとヴィランズサイドのアイテム。そこにいきなり話しかけるなんてミッキーがヴィランズに協力してもらうような事。

この理由を考えた時に、もしかするとこれがミッキーの"Greatest Fear"すなわち"最も大きな恐怖"だからとなのでは?という考えが出てきたのです。ミッキーは最高の魔法使いになれないことを恐れていて、それが膨らんで悪夢となってしまったということ。ミッキーを陥れるヴィランズたちは高らかにこう言います「ほーら見てごらん、悪夢のファンタズミック!」。まさに、ミッキーの恐れが悪夢に変わった瞬間です。

なぜかって?だってイマジネーションより強いものはないのだから。恐れを悪夢へと変えてしまうのもイマジネーションの力だし、それを取り除くのもイマジネーションの力、すなわち「き、君がどんなに強くても、これは僕の夢なんだ!」。こう見ると、東京版にはアナウンスの"Invade(侵略)"という言葉はあまり似合わないよね。なぜなら突然ヴィランズが出て来るアメリカ版とは違い、魔法の鏡に言ったミッキー自身の恐怖が原因なんだから。

ここまで話すと日本語版アナウンスがざっくりすぎると思いません!?英語版と同じ内容を話してくれればいいのにね。という事でファンタズミック!を観るときには是非5分前アナウンスにも注目してみてね!